Monday, 10 October 2011

London design


ロンドンに来てから色々な情報を探すのにインターネットに頼ることが多い。何せ海外赴任者・駐在者のブログが多くて便利!こちらとしては非常に助かるけれど、自分のブログはあまたある「ロンドン赴任者の駐在体験記」の一つに過ぎないのかと思うとそれはそれで空しい...

まぁ、日記程度のものとして気が向いたときに書いていこうかと思う。

さて、前からグラフィック・デザインやインダストリアル・デザインに興味を抱いていたけれど、ロンドンの街を歩いていると改めてデザインの影響力の強さを感じる。人がある街を想像して抱く印象は気候や町並みの景色から連想されるところも多いと思うけれど、少なくとも自分にとってロンドンの地下鉄の駅のマークやそのタイポグラフィー、JR東京駅の12番線を示すサイン、シャルルドゴールに降り立った時のトランジットのマークなどからもその街の雰囲気を感じる。

ロンドンはこの10年間で変わったということを割とひんぱんに耳にする。それは食事のバリエーションが増えたということも聞くし、個人的には服装や建築のデザインにおいてより冒険をするようになったのではないかと思う。何がきっかけでそうなったのか、あるいはただ自分が知らなかっただけなのかもしれないけれど、とにかく世界中から人々が集まり、自分の文化を大切にしながら暮らしていく中で個性の主張が強調されていったのではないかと思う。よりエッジをもった文化が醸成されていったのではないかと思う。そんなロンドンが好きだし、心地良い。

カフェを出ようとするおじさんの羽織るジャケットの裏地がピンクだったり、ホテルのロビーにおいてある椅子がシルバーと紫だったり、普通のレストランで渡されるメニューが明るいオレンジ色だったり。うまく言えないけれど、どれもさりげなく主張しているのが自分の趣向にあっている。暗黙の超えてはならないラインがあって、みんなその範囲内で生きているようだ。

そんな中、London Design Museum Kenneth Grangeというイギリスの工業デザイナー展をやっていた。とにかくこの人の守備範囲は広く、いわゆるblack cabからバス停、歯ブラシやカメラまで、色々なところに足跡を残してきた人。彼のデザインしてきた数々の物を見ていて感じられたのはプライド。例えば駐車メーター一つとってもアメリカから直接輸入したものではイギリスの街の雰囲気に馴染まないということで同じような機能のものをわざわざデザインを変えて作っている。他とは少し違うところを見せたい。そういう気概が感じられたし、やはりそれは前に書いた個性の主張という流れに沿っているのだと思う。




No comments:

Post a Comment